このような方におすすめです

イベント概要

2023年4月7日に金融庁／企業会計審議会は、「財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準並びに財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準の改訂について（意見書）」を公表しました。また、同年６月30日付けで「財務計算に関する書類その他の情報の適正性を確保するための体制に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」が、同年８月31日付けで「内部統制報告制度に関するＱ＆Ａ」等の改訂版が公表されました。

この背景には、経営者による内部統制の評価範囲の外で開示すべき重要な不備が明らかになる事例や、内部統制の有効性の評価が訂正される際に十分な理由の開示がない事例が一定程度見受けられており、経営者が内部統制の評価範囲の検討に当たって財務報告の信頼性に及ぼす影響の重要性を適切に考慮していないのではないか等の内部統制報告制度の実効性に関する懸念が示されたことが根底にあります。
また、国際的な内部統制の基本的な枠組みに関する報告書において、内部統制上の課題に対処した改訂を実施したことも加わり、内部統制の実効性向上を図る面に重きをおいてこのたび改訂を実行される運びとなりました。では、本改訂に対してどのように企業は留意すべきでしょうか。

本セミナーでは、J-SOXの最新の改訂に焦点を当て、改訂点のポイントや海外子会社のガバナンス強化に向けた具体的な戦略と実践的な手法について掘り下げます。改訂J-SOXの対応を海外子会社の管理と運営にどう活かすべきか、そしてこれからどのようにして制度適用を迎えるべきかについて、参考になれば幸いです。

【セミナーアジェンダ（予定）】
第一部　グローウィン・パートナーズ株式会社　大沼 善次郎 氏
　J-SOX改訂も踏まえた、海外子会社管理の強化
　　1.（J-SOX）内部統制監査基準の改定の概要
　　2.海外子会社の管理レベル向上の必要性
　　3.管理レベル向上の実現策

第二部　株式会社マルチブック　田中 良樹
　どうなる？海外子会社のガバナンス評価
　クラウド型ERPの活用による海外子会社の内部統制
　　1.海外子会社の内部統制でよくある課題
　　2.クラウド型ERP multibookで実現する海外子会社のガバナンス強化
　　3.お客様事例ご紹介

登壇者

グローウィン・パートナーズ株式会社

S＆O事業部マネージャー
公認会計士

大沼　善次郎

有限責任監査法人トーマツで、複数のグローバル企業に対する監査業務に従事すると共に、テクノロジー企業を中心にアドバイザリー業務の現場責任者を歴任。
グローウィン・パートナーズに入社後、IPO支援業務や、経理業務の高度化支援、ERPシステムの導入支援、BPOサービスなど、多くの案件を担当。

株式会社マルチブック

執行役員／BPO事業部 事業部長

田中 良樹

大手複合機メーカーのソフトウェア営業部門を経て、グローバルERPを開発するベンチャー企業に入社。その後M&AによりSIerに入社し2022年まで在籍。
この間約20年一貫して自社開発グローバルERP事業に携わり、主に海外拠点をもつ日系企業をターゲットに営業、マーケティング、国内会計システムとの事業提携、海外SIパートナーの発掘、クラウドサービスの事業開発等に従事。2018年より営業責任者。
2022年より当社BPO事業責任者に就任。
技術経営修士(MOT)

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